40代 妊娠

授乳中葉酸をたくさん摂るべき時期と必要量

葉酸はビタミンB群の一種で、その名のとおり、ほうれん草等の葉物野菜に多く含まれる栄養素です。血液の中の赤血球は、この葉酸が元となり、作られています。葉酸は胎児の正常な発達のために必要となるため、妊娠中はより多くの葉酸を摂るよう推奨されていることは広く知られていますが、実は出産後、授乳期間中も葉酸は乳児の発達に欠かせなく、通常より多く摂取することが望ましいのです。

 

先程も述べましたが、葉酸は赤血球を作る大事な役割を果たしています。葉酸が不足すると血液中の赤血球が不足し、悪性貧血という状態になります。母乳は血液から作られるため、授乳中葉酸が不足し、母体の血液の質が悪化すると母乳の質も低下し、乳児に影響を及ぼすようになるのです。

 

また葉酸には細胞分裂の元となるDNAを増やしていくのに必要な栄養素でもあります。乳児は日々成長する中で、細胞分裂をくりかえしているため、たくさんの葉酸を必要としているのです。授乳中葉酸が不足すると、母乳を飲んで成長する子供にも影響が出てしまうのです。

 

授乳中葉酸の必要量は300μgと言われています。これは通常の葉酸必要量のおよそ1.5倍にあたります。野菜で例えるとほうれん草5束ほど、ブロッコリーだと約6房も必要となってきます。通常の食事でこの量の葉酸を摂ることは非常に難しいと思いますので、不足する分はサプリメントなどで補うようにしましょう。

 

また授乳中葉酸をもっとも必要とする時期ですが、特に出産直後は意識的に多く摂るようにしましょう。葉酸には出産後の子宮を正常にもどす働きもあるため、乳児だけでなく、産後すぐの母親にとっても葉酸は欠かせない栄養素なのです。ただし葉酸は摂りすぎても体によくありません。

 

葉酸を過剰摂取すると、吐き気や食欲不振、むくみといった症状やアレルギー反応が起こることがありますので、サプリメントなどを使用する場合は記載してある一日の摂取量を守るようにしましょう。

 

 

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